ラフィノの冨貴塚です。
先日【Prince】のラケットについてお問い合わせいただきました。
「言われてみれば確かに…」
ということで、メーカーさんにお問い合わせをしてみました!
ラケットはテキストリーム第2世代と言われているBEASTシリーズのグロメットバンパー。
ちょっと分かり辛いかもしれませんが、写真を使ってご説明。
(ラケットはお店のBEAST O3100の試打です)
ピンク色のテープが張っている位置にご注目。
グロメットバンパーの左右の高さが違います。左右非対称です。
ちょっと拡大してみると…
「フレームサイド右側」グロメット5つ分までバンパーがあります。
「フレームサイド左側」グロメット4つ分までバンパーがあります。
O3フレームは左右非対称に高さを変えていないとガットが張れないので、あまり気にしていなかったのですが、実際にはバンパーの高さが違っているのです。
これってスイング時にラケットの左右のバランスがズレていないのか!?
という素朴な疑問…
メーカーさんの見解は…
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今回の新しいO3の形状が一つ理由になっているということではありますが、
基本的にラケット全体のバランスを計算した上でバンパーグロメットを成型しているので、この左右非対称グロメットの状態でラケットのバランスがとれている。
見た目的に左右非対称であるが故に、使用感に影響が出てしまう可能性は否めないということではありましたが、プレイテストも行っており、性能上この左右非対称であるがためにぶれやすくなるなどの不具合は発生しない。
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ある意味当たり前という内容ではありましたが、ちゃんと説明をいただくと安心します。
機械数値的に問題ないと言っても、やはり人の感覚もあるので視覚的に非対称であるが故に不安に感じてしまう方もいらっしゃるとは思っています。しかし、プロ選手の使用もあり、その点は信用に値するものとして私は安心してお薦めできるラケットです。
私もインプレ撮影等でBEASTシリーズのラケットを使っていますが全く気になりません。
素材面の進化もあり、快適な打球感に感動したぐらいです!
とはいえ、まだ気になることもあると言えばあります。
もう少し掘り下げていければと思いますので、担当の方とお話する時間を作っていろいろ情報を収集してみたいと思います!
実際に試打をしたりしたうえで、納得してお買い上げいただくお客様が多いのも事実。
第2世代テキストリームのラケットの性能はある意味お墨付きなのではないかと思います。
【Prince】ラケット一覧はこちらから
http://www.lafino.co.jp/fs/tennisshop/c/ra-28
強く打っている時は、それ程感じないのですが、力を抜いた薄いグリップでのストローク、素振り、ローボレー、では安定しない感じがします。
もう一つ、質量の大きな側のバンパーが長くなっています、本来なら質量の大きな側は短くならなくてはいけないと思いますが?
最後に!やはり、バンパーの長さの短い部分に2cm×2cm程度?のバンパーテープを二重にしてバンパー分の重さに調整した物を貼り付けイースタングリップでスクウェアに指を掛けないでフォアハンドで力を抜いて素振りをすると違いがわかりますね、製品はスクウェアに振る事が自分には出来ません。
コメントありがとうございます。
お伝えいただいた内容はそのままメーカーの担当者に問い合わせてみます!
回答に少々お時間を頂戴することになりますが、またブログ等でご紹介させていただきます。
貴重なご意見ありがとうござます。
補足ですがbeast o3はフェイス下部のグロメットも左右?で長さが違うのでバンパーだけで無く、バンパー.グロメット両方延長する様にテープ等を貼って重量を調整すると更にバランスがよくなりました。バンパー、グロメット共に再設計する必要がありそうです?
コメントありがとうございます。
先日も貴重なご意見ありがとうございました。
メーカー担当者にもいただいた内容を共有させていただきます!
またご報告できることがありましたら、ブログ等でご紹介させていただきます。
引き続き、今後ともよろしくお願い申し上げます。
以前、beast.o3.100を購入し、ブレてストローク、ボレーが出来無いと書きました。最初はバンパー、グロメットが左右非対称に取り付けられている事が原因だと思いましたが、検証の結果、2ピーススロートのグロメットとダンパーがフレームから突出している為バランスが崩れていると判明しました。非対称によるものと勘違いした事にはお詫びします。
試しにスロート【ヨーク】の反対側(フェイス)内側にアルミテープをスロートグロメットと同程度の長さ、質量で貼ってみたところバランスは良好です、左右非対称によるバランスの崩れではなかったです。しかしバランスが取れていないことは確かだと思います、例えばウィルソンのウルトラ100cv等はスロートフレームにダンパー内装している為、驚くほどバランスは良いです。princeラケットは構造、打球感は非常に良いので残念です。更なる改良を重ねて欲しいと思います。
コメントありがとうございます。
いただいたコメントに関しましては都度メーカーの方へ連絡させていただいております。
今回いただいた内容につきましてもメーカーへ共有し、より良い製品開発に役立てていただけるようにしていければと思います。
引き続き、今後ともよろしくお願い申し上げます。
幾度も申し訳ないのですが、訂正します。やはりbeast o3 100のバランスは微妙です。
まだ少しブレるので色々なパターンを設定してみた結果、あのグリップ止めのゴムベルトが悪さをして解りにくくしています。
ゴムベルトを取り、ヨークのグロメットをヨークいっぱいに両側を延長し、かつバンパーの片側も延長して対象にし、やっと、バランスが取れるのがわかりました。
まとめてみます。
⑴バンパーの片側が短いので延長して対象にする。
⑵ヨークグロメットをヨークいっぱいに延長する。
⑶グリップのゴムベルトを外しす。
以上3箇所の改善でバランスの良いラケットに変わります。
何度も済みません!
やはりグリップのゴムベルトが曲者です。
プリンスbeast o3 100の最終検証です。
1.フレーム全体とフェイス部グロメットは、バランスが取れています
2.ヨーク部グロメット.ダンパーはヨーク長より短いのでバランスが取れません。
3.バランスを取るのにはヨークに対してグロメットの対象側〔フェイス側〕にアルミテープをグロメットと同じ長さに貼る。【この方が調整が楽】
4.グリップのゴムベルト〔ゴムベルトの重さが支点になる〕を取る。
以上です。